場所は鮫洲(陸運局)
洋服屋・・・と、思われがちですが僕の中では近年そういったカテゴリー分け的なことはどんどんとやめようと思っていて、別にどう呼ばれようとそれはそちら側から見えた景色のようなものなのであまり気にせずにいこうって思っています。
「僕の生活」
そういったモノや物(想い)がここに在って、それに紐付いた商品があればそれで成立するし、僕がここに居ることがそういったことの象徴になればとも思う。
で、弟分のバイクの車検に行ってきた話。
・・・
「おい、一緒に走ろうぜ」、と俺。
『いや、兄さん車検がしばらく前に切れちゃっててさ・・・』、と小僧。
仕方がないので自前のハイエースで小僧の自宅までバイクの引き取り。(←ここが完全に普通じゃないね)
ホイッと車に積み込んで一度店へと。
基本整備のチェック。
ふむふむ、さして問題はなさそう。(ヘッドライトの光量が少なくてギリギリだったけど結果セーフだった)
ギアの入りが怪しいけど車検的には関係ないし。
自賠も切れているからしゃーない自賠に入れて、仮ナンバーを取得して車検場の予約も取っていざ。
自宅からだと足立の陸運局の方が若干距離は近いのだけれど、調べたら足立の陸運局が改装の為レーンが少なくなっていて予約が取れずに、品川の鮫洲の陸運局へと向かった。(昔は良くコニーが通ってくれていたなぁ〜あいつが居てくれた頃はこういったのは全部コニーの仕事の一部だった。)
ほほほいっとあっさり終了。(事前にテスター屋で光軸修正だけ依頼)
「へい〜出来たよ〜」、と俺。
『あざーっす!』、と小僧。
せっかくなので引取の日は帰り道も同じ方向なので一緒に並んで走って帰りました。
うちの店は僕がこういったバイクの話とか単車のことを書いたりするからバイク乗りが多い店だと思われたりしますが、実はそんなにバイク乗りって多くはありません。
僕の想いとしては、「楽しそうに見えたならぜひ一緒に乗ってみませんか?」ということ。
元々からバイクが好きだったらわざわざ僕がどうこうって説明する必要もないと思っています。(もちろん延長としてはいくらでも話しますけど)
何人かのお客さんは「俺もウラノみたくバイク乗ってみたい」と言って教習所へ通いました。
そしてその先に一緒に乗っています。
そういうのって心から嬉しい。
別に乗らなくても人生生きてはいける。
けど、乗ったらその多くの人が人生観が変わる。
それがバイク、単車。
洋服と一緒である意味では「ただの趣味」です。
別になくなって困ることなどなにもないです。
洋服だってこだわりを持たないのであれば、世の中にそれは無限に溢れている。
そんな中でわざわざこんな店に来てくれるのであれば僕はバイクもそう、音楽もそう、小説もそう、カメラもそう。
自分自身という僕自身の人生が変わったもの、その為のモノを伝えたいと思うのです。
そういった中で通ってくれている小僧だったりした場合でこういう風にイレギュラーなことがあれば、自分の時間を削って(まさしく!別に車検でお金儲けをしているわけじゃないもん)車検にも行きます。
小僧が言った。(バイクを車に積み込んでラチェットで固定している時)
『兄さん、そんなんどこで覚えたん?』
「え?別に。自分で調べて覚えたよ。誰も教えてくれんもん」
『そっか・・・』
「知らんことは覚えたら楽しいもん」
楽しそう、これが全部の僕の鍵(KEY)、楽しそうに見えたら手を突っ込んでみないと落ち着かない。
ただそれだけ。
それが洋服だったりして洋服屋になったんだろうし、洋服を作ってみるのが楽しそうだったらブランドもやってみた。
そんな感じ。
自分の生き方にも繋がっているから全部が大切。
逆に興味のないものには全く興味が持てない。(パチンコとかやったこともないし、ラスベガスに行ってもカジノやらなかったし、とか)
いかが?
バイクの世界にも興味が湧いたらぜひそれも込みでご相談、遊びにいらして下さいな。
*あくまで車検屋じゃございませんので基本整備や車検は仲間の為にしかやらないからね。(笑)